靴教室のブログ

靴作り初心者の方でも楽しく学べる靴教室の日々の記録です。
生徒さんたちが靴を作るまでの過程をご紹介しています。
一緒に靴作りの楽しさを味わいましょう。


靴づくり初心者が最初に作るべき靴は?

2026/02/28

最初の一足で運命が決まる?

「よし、靴を作ろう!」と思った時、誰もが悩むのがデザイン。
結論から言うと、初心者が最初に作るべきは「ダービーシューズ(外羽根式)」一択です。
なぜローファーや内羽根式ではないのか?
その理由は、作りやすさと「履き心地の調整」にあります。

理由①:型紙展開がシンプルで「構造」を理解しやすい

ダービーシューズは、パーツの重なりが論理的で分かりやすいのが特徴です。
シンプルな形だからこそ複雑な曲線が少ないため、型紙から革を切り出す際のミスを減らすことができます。
また、「羽根(紐を通す部分)」が独立しているため、組み立ての工程がイメージしやすい点もポイントです。

理由②:甲の調整がしやすく「失敗」をカバーできる

初めての靴づくりで最も難しいのが「サイズ感」です。
幸い、外羽根式は紐を緩めたり締めたりする幅(可動域)が広いため、多少の設計ミスがあっても履き心地を調整できます。
また、甲高の人でも、低い人でもフィットさせやすい「懐の深さ」があります。

理由③:すべてのデザインの「基本の型」が学べる

ダービーは靴の基本要素がすべて詰まった「教科書」のような存在です。
具体的には吊り込み、芯材の扱い、紐穴の補強など、今後どんな靴を作るにも必要な技術を網羅できます。
さらに、ここをマスターすれば、次はチャッカブーツや内羽根式への応用もスムーズに進められます。

まずは「履ける一足」を完成させよう

初心者にとって最大のモチベーションは「自分で作った靴で履いて外を歩くこと」。
そのためにも、調整が効きやすく、構造が明快なダービーシューズは、最初に作る靴に最適です。
あなたの靴作り人生を最高のスタートにしてくれるはずです。