土曜日クラスのTさん。
本日はご自身で作った靴のかかとが削れて修理したいとのことで、今回は靴底のハーフラバーの貼り直しです。
なお、かかとを修正する靴は、本日履いてきた靴です。
修理が終わらないと帰れません!
早速スタートです。
靴の状況を確認したところ、踵の他に前の部分も少し剥がれていたのでこちらも直していきます。
ハーフラバーの貼り直し
まずは傷んだ底を温めたり、削ったりしながら剥がします。
次に、剥がした部分に底材を貼っていきます。
その間、大きさを合わせたり、踵の高さを合わせたり細かな微調整をしながら進めていきます。
接着剤の乾き待ちです。
気温や湿度にもよりますが30分程度、乾かします。
急いでいる時はこの待ち時間がもどかしいです。
この間革を切ったり、貼ったり、を繰り返し形になってきました。
あとはグラインダーで削って仕上げていきます。
踵の傾斜角度を調整したかったので、貼った革を削って調整しその後リフトを貼りました。
調整お疲れさまです。
古い革の部分と新しい部分がわからないように削っていきます。
これが難しい作業です。
修理完了です!
靴底を張り替えただけですが、パリッとした雰囲気となりました。
Tさんは直した靴を履いて颯爽と帰って行きました。
修理して履き続けられるのも手作りの靴の楽しみですね。
削ってコバ処理用のインクで着色し磨いて完成です。
かっこいいです。