ももはら靴教室限定かもしれない、手作り靴を作る際に役立つ小技集シリーズです。
小技:豚革の手漉き(直線)
靴の裏革に使う豚の革は機械ですくとなくなってしまうので
手で漉いて重なり部分を薄くしていきます。
写真はかかとの部品です。
銀ペンより外側の革を漉いていきます。
まずは持ち方です。
包丁の刃の部分を親指、人差し指、中指の3本で持ちます。
次に銀ペンの線と革の真ん中ぐらいに包丁の刃を当てます。
刃を立てないでほぼ寝かせた状態で横に滑らせて革に切れ込みを入れていきます。
これができればOK。
スーッと滑らかに入れましょう。
何度か刃を入れると薄く革が切れていきます。
革の切れ込みと銀ペンの段差を整えていきます。
最初の刃を入れるときに切れ込みがつかない場合もあり角度がついてしまいます。
角度がありすぎると革がなくなりますのでご注意ください。
ちなみに一番のポイントは「切れる包丁」を使ってくださいね。