靴の底付け製法

靴の製法には種類があります。
靴の製法は靴の耐久性や修理のしやすさ製造コストなどに違いがあります。
そのため靴の種類や用途によって適した製法が異なります。


ハンドソーンウェルテッド製法

ハンドソーンウェルテッド製法は靴の中底にアッパー(甲革)を釣り込み、ウェルト(細革)と呼ばれる棒状の細長い革を巻きつけながら縫い付け(掬い縫い)をして最後にウェルトとアウトソール(本底)を縫い付け(出し縫い)する製法です。
すべてを手縫いで仕立てるため機械では難しい手製でしかできない縫いなどが可能であり、足に合わせた注文靴などにはハンドソーンウェルテッド製法が一般的です。
また、使用できる素材(皮革)も幅広く仕上がりも手縫い独特の柔軟性の富んだ靴に仕上がります。


生徒さんの完成靴(ハンドソーンウェルテッド製法)