Gさんの靴教室に通って初めてのコインローファーシューズが完成です。
一足目とは思えない美しい仕上がりとなりました。
柔らかい革で作るカジュアルなコインローファーシューズ
初めての一足は普段も履けるローファーにチャレンジしました。
革は柔らかく風合いの良いTEMPESTI社のElbamattを使用しました。
柔らかくて踵が脱げない、学生の頃のイメージとは違うローファーが完成しました。
カジュアルなコインローファーに挑戦しました
革靴は作りたいけど、紐のある靴はあまり履かないかもと感じたそう。
ラッキーな事に、教室はカリキュラムはありません。
好きな靴を講師と一緒に作っていくスタイルです。
そのため、Gさんは趣味として物を作る事と作った靴が普段も使えるように、と気軽に履けるローファーに決めました。
初めてとは思えないアッパーの仕上がり
作る靴が決まり、Gさん専用の木型にデザインを描いていきました。
オリジナルのコインローファーはいきなり革を使って組み立てるのではなく、デザインから型紙作り、素材選び、組み立てまで幅広い作業をしていきます。
そのため、Gさんのデザインの希望を聞きアドバイスをしながら型紙を制作してもらいました。
また、裁断も断面が綺麗になるように角度も気にし、丁寧に包丁で革を切っていきました。
結果として、バランスの取れた美しいアッパーが仕上がりました。
練習して挑んだ革ミシン
革のアッパーは専用のミシンで縫っています。
革は布とは違い、厚みや柔らかさがあるので、うっかりするとジグザグしてしまします。
家庭科の授業ぶりにミシンを触るとおっしゃっていたGさん。
革ミシンが初めてと思えない見事なミシン目です。
力加減が難しい底加工
また、靴底は手縫いで仕上げました。
靴底は強度が必要な為、厚い革を使っていきます。
そのため、下穴を開けるなどの下処理が必要です。
初めての方は穴を開ける力加減が難しく、Gさんも格闘しながら穴を開けました。
コインローファーの完成おめでとうございます!
記念すべき一足目のコインローファーが完成いたしました。
靴完成の時は「感慨深いものがある」と達成感を感じてもらえました。
また、さまざまな作業の精度をどのように上げていくか、試行錯誤するのが楽しかったともおっしゃっていました。
完成おめでとうございます。