登山がご趣味のKさん。
最初の登山靴が革製だったことから、靴の構造に大変興味をお持ちでした。
「せっかく作るならどこにも売っていないものを」との思いで、ツートンカラーのショートブーツを製作されました。
靴の構造を学びながらのショートブーツ製作
パターン作りから革裁断、釣り込み、中底加工、ウェルト縫いなど、ショートブーツ作りを通して手製の紳士靴の工程をしっかりと経験していただきました。
ツートンカラーのブラウンとネイビーが魅力的
シンプルなショートブーツに少しデザインを加えました。
さらに履き口、踵、紐穴のパーツを分け、色を変えています。
そして栃木レザーのブラウンとチャールズ・F・ステッド社 (CHARLES・F・STEAD)スーパーバック (Super Buck)のネイビーのコンビネーションがとても素敵です。
滅多にない鮮やかなブルーのウェルト
ハンドソーンウェルテッド製法にチャレンジしたKさんです。
特にブーツの足元も丁寧に作り込みました。
さらに縫いつけたウェルトは鮮やかなブルーで、海外製の革の中まで着色されている珍しい素材です。
ヒールの仕上がりも美しい
仕上がりを左右する要の一つ、踵の仕上げにも拘りました。
特に左右の幅を定規で測りながらサイズ合わせを行いました。
そして後ろ姿のすっきりと、カーブの陰影も美しい踵に仕上がりました。
ショートブーツの完成おめでとうございます!
ツートンカラーの素晴らしいショートブーツが完成しました。
最後にKさんは「踵もしっかりついているし、見た目もいい感じに仕上がりました」と大変満足されています。
ぜひ、登山仲間にも見せてくださいね。
完成おめでとうございます。