ボックスカーフを使った記念すべきデザインはオックスフォードシューズが完成しました。
前期はホールカットシューズを作っていたMさんが初の別デザインにチャレンジしました。
写真や雑誌を見ながらご本人こだわりの靴です。
ボックスカーフを使った上品さの追求と素材へのこだわり
フォーマルスタイルのど真ん中のオックスフォードです。
さらにホールカットシューズにはない、羽根のデザインに戸惑いながらも素敵な靴に仕上がりました。
ボックスカーフのこだわり
艶感のある美しい革が好みのMさんです。
そのため、使用した革はフランスのANNONAY社のVOKALOUというボックスカーフです。
表面が美しい素敵な革の反面、裁断やミシン縫いが難しい難易度の高い革でもあります。
しかし、丁寧に作業をして、見事にこの硬い革を靴として木型に沿わせることができました。
伝統的なハンドソーンウェルテッド製法
また、紳士靴の基本であるオックスフォードシューズを、伝統的な手縫いの製法であるハンドソーンウェルテッド製法で仕上げました。
基本の作業を確認しながら、ひと針ひと針丁寧に縫い上げました。
木型の工夫
甲高の足はオックスフォードのような靴ですとどうしても羽根が開きやすい特徴があります。
特にMさんも甲高の足でした。
そのため、この靴は羽根が開かない靴を目指し、さまざまな工夫を行いました。
結果的に希望通りの羽根が開かない靴が完成いたしました。
オックスフォードシューズ完成おめでとうございます!
新しいチャレンジが詰まったオックスフォードシューズ、とても美しく仕上がりました。
完成おめでとうございます!