Tさんの社交ダンスシューズが完成しました。
構想から時間をかけて製作されたこちらの一足です。
ダンスシューズということでどんな材料が使われているのか、構造はどうなっているのか、古いシューズをお借りしての中身をガッツリ確認いたしました。
仮履きで動きを確認しながらの繰り返し
実際のダンスの動きをしながら、仮履きを4回繰り返したTさんの力作です。
仮履きの製作回数も教室史上最多ではないでしょうか。
横で見守ってきた私たちも完成時には安堵の胸をなでおろしました。
社交ダンスの靴底はスエード革を使用しました
ダンスシューズと一般の靴の一番の違いは靴底。
ダンスシューズは程よく止まり、程よく滑るようにするためスエードの革を本底に使用するそうです。
そして、それを削りつつオイルを追加して競技者のお好みのコンディションにするとのこと。
やっぱり使う道具はカスタムするものなんですねぇ。
オックスフォードに見えるホールカットシューズ
社交ダンスのイメージはフォーマルな場所です。
TPOを考えてオックスフォードシューズのデザインが多いようです。
踊るにはオックスフォードよりもホールカットシューズの方が遊びがあって踊りやすいようです。
ホールカットシューズに飾りステッチを入れて、オックスフォードシューズに見えるような工夫をしました。
つま先や足全体のホールド感もTさんに合わせたこちらの一足です
つま先は甲は動きに合わせて余裕がある作りになりました。
色々と仮履きで検証しながら感覚を落とし込んで本番の作成に入りました。
履いてもらうと躍動感増します。
甲の屈曲する部分に干渉しないように開口部の深さを調整しました。
社交ダンスシューズの完成おめでとうございます!
試行錯誤しながら無事に完成まで辿り着いた社交ダンスシューズです。
完成おめでとうございます。