Nさんのハンドソーンウェルテッド製法にチャレンジしたポストマンシューズが完成しました。
初めての靴作りでいつも黙々と真剣に作業に打ち込むNさんの一足目です。
ハンドソーンウェルテッド製法にチャレンジ
Nさんが初めて挑戦した「ハンドソーンウェルテッド製法」によるポストマンシューズです。
ハンドソーンウェルテッド製法は靴のアッパー、ウェルト、ソールをすべて手縫いで仕上げる伝統的な製法です。
この方法は高い技術を必要とし機械では難しい細部まで丁寧に仕上げることが可能です。
Nさんもこのハンドソーンウェルテッド製法に初めて挑戦しました。
細かな手仕事を積み重ねることで靴全体の質感とデザインの一体感を見事に表現しました。
ポストマンシューズのデザインの特徴
Nさんのポストマンシューズはシンプルながらもカジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで活躍するデザインです。
デザイン線を引くことでNさんの個性とセンスが靴に反映されています。
特に踵のレベル合わせに苦戦したものの最終的には上手に仕上げられました。
履いた際には、踵がしっかりフィットすることで、Nさん自身も満足のいくフィッティングが実現しました。
初めての靴作りについて
Nさんは靴の写真を撮影するお仕事をされています。
撮影しているうちに靴を作る事に興味を持って自分で作ってみたいと思ったそうです。
初めての靴作りということで最初は戸惑いもあったかもしれません。
ですが持ち前の集中力と丁寧な作業によって素晴らしい一足を完成させました。
靴作りを通じて自分の手で作り上げた靴の価値と愛着を感じられたことでしょう。
今後もこの経験を活かし、さらに多くの靴作りに挑戦してほしいと思います。
経年変化を楽しみながら、長く愛用していただけると嬉しいです。
イタリアの伝統的なタンニン鞣し革
アッパーはイタリアの伝統的なタンニン鞣しの革が使用されています。
オットチェント社 (Conceria800)のバケッタ オットチェント (Vacchetta800)を選びました。
タンニン鞣しは植物由来のタンニンを使って革を鞣す方法で、化学薬品を使わないため環境に優しいのが特徴です。
さらにこの鞣し方は時間をかけて革に独特の風合いや柔軟性を与えます。
特に完成した革は自然な質感と豊かな色合いを持ちます。
また、タンニン鞣しの革は使い込むほどに味わいが増し経年変化を楽しむことができます。
これはポストマンシューズが持つクラシックなデザインと非常に相性が良いです。
履く人のライフスタイルに寄り添いながら靴の個性が引き立っていくのが魅力です。
ポストマンシューズの完成おめでとうございます!
ハンドソーンウェルテッド製法のポストマンシューズが完成しました
完成おめでとうございます!