ころんとしたつま先がほのぼの感を増している。こちらのシューズ。
Sさまの一足目。見事に完成いたしました。

ほのぼの感とは裏腹に、ワークブーツによく使われるUSビブラム ♯430を履かせております♪
アッパーとは対照的にゴツさ増しましでございます。

このようなごっついソールが付けられるのもウェルトが縫えているおかげです。スクイ縫いとダシ縫いお疲れ様でした。
アッパーですがTEMPESTI社の硬めの革を使っています。磨くとひかる素敵な革。ですが釣り込む時にちょっとコツのいるじゃじゃ馬さんです。
高さのある丸めのつま先には少々難易度のある革の組み合わせですが、そこは丁寧にぽんぽんで叩いて癖付けをしながらしっかりと釣り込んでいきました。

丁寧に叩くとこんなにも綺麗に形が出るものかと私も改めて作業の大切さを認識させられたこちらの一足。
靴職人ではなくても作業一つ一つを丁寧にこなす事で、綺麗な仕上がりになります。




完成。おめでとうございます。