靴を初めて作るならば、「ああしよう」「こうしよう」とイメージが止まらないかと思います。
それが自分自身でイメージするならなおさらのこと。
生徒さんが作っていて楽しいものならば、少々難しく時間がかかりそうな靴でも頑張ってチャレンジしてくださる心意気を尊重しております。
もちろん難易度高くて時間がかかると事前にお伝えしていて、了承はもらっておりますのでご安心を。
F様の記念すべき1足目。教室で言う全部載せでございます。
本当にもう〜〜〜〜と言うくらい細かな作業が目白押しです。コツコツ作業が好きな方にはたまらない一足ですね。

靴づくりが初めてで、全体の作業が見えない中で多くの作業をコツコツとこなしてくださいました。
羽根と前の切り返しのバランスを整えるのが難しい靴でしたが、奇麗に纏まりましたね。



作業の進みは本当に僅かな時もあれば、びっくりするぐらい進む時もあります。「今日はうまくいった!」、「次回はリベンジで」などど帰りのご様子で作業の仕上がり具合がわかる時もあります。
ルンルンの場合は私も嬉しいですし、ショボーンの場合はうまいアドバイスはないか思案しております。
そんな挫けそうな場合に作りたいからもう少し頑張ろうと糧になるデザインでしたらいいなぁと思っています。
そのような山あり谷ありの中で仕上がりましたこちら。

完成時のご本人の喜びようといったらなかったです。
めちゃ履きやすいので良く履いてますと後日感想もいただきました!!
よかったよかった。

完成、おめでとうございます。