Iさま。
いつも作りたい靴のイメージ図を書いてきてくださいます。
イラストは写真よりも細部が決まっていないため、作業工程をお伝えし相談しながら進めていきます。(どうすると言われて判断するのは、何回か経験していないと難易度高い作業です。Iさん今回も頑張ってます。)
そして、今回はサイドにジッパーのあるスリッポン。
こちらの靴はジッパーの位置と履き口の深さがポイントです。この2つがバランスが悪いと木型が抜けません(涙)。シンプルな靴なのに気をつけるところ沢山。
実は仮履きの時がそうで、木型から抜くのに相当苦労しました。苦い経験を踏まえ履き口の高さとジッパーの位置を修正し本番に臨んでいます!(こうしてみなさんデザインが上手くなっていくんですね〜しみじみ。)
というわけでドキドキの木型抜きの儀を終えまして、Iさまはホット一安心されたかと思います。(私的には次の足入れの確認が緊張します。なぜなら、中敷きの最終調整ってできる範囲が決まっていますので。)
ご本人さま専用の木型のため履いたときの不具合は少ないと分かっていても、緊張感増しまし。無事に「大丈夫」をいだだきました。
よかった!
それではご覧いただきましょう。
Iさまの最新スリッポン
Iさまは足回りの作業も少しずつ変えているので、いつも歩いたときの感想をいただいています。今回は「この靴が一番フィットする」とおっしゃっていました。(それはよかったです♪)
一番ぴったりする仕上げ方が見えてきたかも?
完成。おめでとうございます!