いつも丁寧で、溜息が出るほど美しい仕上げを見せてくださる生徒のOさん。
今回の作品は、単なる制作にとどまらない、ベテランらしい「飽くなき探究心」からスタートしました。
そうして決まったテーマは、「既製品のお気に入りと、自分用にカスタムされた木型の靴、どれほど履き心地が違うのか?」。
愛用のサンダルをベースに、自分専用の木型で再現するという興味深い検証レポートをお届けします。

愛用の靴を専用木型で再現
第一に靴の雰囲気はそのままに、第二にお気に入りの素材で再現する。
というテーマをもとに、実験的な靴作りとなりました。
ベテランOさんの「飽くなき探究心」から生まれた企画
仕事中にOさんはふと思いました。
一般的な木型で作られたこの靴と、自分の足をミリ単位で反映させた「自分用木型」でどれほど履き心地が変わるのか?
そうして、その疑問に答えるべく今回の靴作りがスタートしました。
デザインの奥深さに触れた「写し」の工程
そして、今回の最大の難関は、既存のデザインを「自分の木型」に落とし込んでいく作業でした。
サンダルの雰囲気はそのままに、形状の異なる専用木型へとデザインを再構築するプロセスは、プロでも頭を悩ませるポイント。
「デザインを似せるだけではなく、自分の足の形に矛盾なく乗せていく。
そのバランスの取り方に、改めて靴作りの奥深さを痛感しました」とOさん。
何度も微調整を重ね、理想のラインを追求しました。
軽量ソールと専用木型が導き出した「答え」
アッパーはOさんお気に入りのオットチェント社の柔らかい革を使用。
また、底周りには、驚くほど軽量でクッション性の高い一体型ソールを使用しました。
完成後は、踏まずのフィット感、ベルトのゆとりなど「狙った以上の出来」で大変満足されていました。








オペラパンプス完成おめでとうございます!
完成後の履き比べでは、**「やっぱり自分の木型で作った方が、格段にしっくりくる!」**と、その違いを確信。
フィット感の向上を肌で感じる、納得の仕上がりとなりました。
完成おめでとうございます!