Mさん。
同じ木型でデザイン違いのミュールをもう一足作りました。
今回は真ん中の縫いがつま先まで続いているデザイン。
釣り込みがポイント
今回は釣り込みがポイントでした。
履き口が深いと革を引っ張る面積が大きくなるので、真ん中の縫いラインが歪まない様に気をつけながら作業をお願いしました。
きれいに釣り込みができて美しく仕上がってます。
中敷もオシャレに仕上げました
グレージュの中敷も落ち着いて素敵です。
素敵な書体で名前を入れてこれなら誰も間違えません。
栃木レザーのブラックレザーで落ち着いた雰囲気
アッパーは栃木レザーのジーンズを使いました。
ライニングはブラックですが中敷はグレージュに。
全部黒よりも一面でも色が変わると軽い感じがします。
栃木レザーの艶感は最高です。
履き口は深めのため仮の釣り込みをして革に癖をつけました
釣り込みは靴の裏側を見ながら革を引いて底面に細かなヒダを作る必要があります。
底面に気を取られてばかりですと表のデザインがずれてしまうことがあります。
上の革の位置も気をつけつつ底面の作業をしていくので時々上の確認もした方が良いです。
裏地の位置が決まってしまうと表地はほとんど動かないと思った方がいいので、裏地を引くときは力加減や釣り込んだ革の面積を見ながら左右バランスよく作業するのがおすすめです。
ご自身の好きなデザインで作り上げたパンプスです。
履き口の深さもちょうど良く、イメージ通りに仕上がりました。
ミュールの完成おめでとうございます!
たくさん履いて足のフィット感をさらに高めて欲しいです。
完成おめでとうございます。