表題をモフってるチロリアンにしようか悩みましたが可愛らしいふわふわで(笑)
KAWAIIが好きな方が間違って入会してくれないかと邪な気持ちが見え隠れします(ごめんなさい)
さて、今回は教室のミシンの横でモフっているあいつがとうとう形に!!
めちゃキュートなチロリアンシューズとなって産まれ変わりましたよ〜。

シンプルな外羽根や内羽根の型紙も結構大変ですが、こちらのチロリアンシューズは手縫いの穴を決める作業が本当に大変です。(私はめまいがします。)
メーカーさんなどはCADでささっと早技で決まりそうですが、ウチは違う違う、そうじゃなぁい〜ので手で地道に引いていただいております。
でですね、縫いも一苦労なんです。ひと目縫うのに6枚いっぺんに針を指す必要があります。それが片方からではななく左右両方から針を刺して縫います。
平面の革を立体にするには、多少のシワやヨレを作りながら縫っていきますので6枚一気に針が刺さらないのです。これがまた、モフモフの革なので針が刺しにくいし、ロウビキの糸が毛に絡まるし、縫いの作業をしたのが夏だったので暑いは、毛まみれはでかなり大変でした。
F様は投げ出さずに根気よく作業してくださって、本当に頭が下がります。
アッパー完成時の喜びはひとしおだったと思います。
実際、縫い上がったアッパーを眺めながらしみじみとした時間を共有しましたよ。



ですが、まだ靴づくりで言うと4号目くらいでしょうか。。今度は靴の形にする釣り込みを終えまして、その後はまたまた手間のかかるウェルト縫いに挑戦です。すくい縫い、だし縫いた続きます。どんだけ縫う工程があるのとツッコミたくなりますね(笑)
だし縫いまで終えたら8号目。今回はアウトソールを一体型の部品にしましたので、貼り合わせるだけで本底の処理は完成です。
そうしてできたこちらの靴。山あり谷あり崖あり、講師Hの助けありとF様とても頑張っておりました。完成品本当に素晴らしい♪

それでもちらっと見える縫い糸をご確認ください
寒い時期のもふもふは目にも暖かい。触っていたくなりますね。
完成おめでとうございます!!!!!