ももはら靴工房で学ぶIさんが、シューマスターコースの課題として2足目のオックスフォードシューズをセメンテッド製法で完成させました。
Iさん専用の木型で作ったカジュアルの雰囲気が魅力のオックスフォードシューズです。

初めての自分用オックスフォードシュース

今回は、シューマスターコースでの課題制作として、自分の足に合わせた木型を使用し、内羽根の靴に初挑戦。
赤と黒の配色をあべこべに組み合わせた、印象的な一足に仕上がりました。
また、使用したのは、環境にやさしいアップルレザーと上質な栃木レザー。
さらにセメンテッド製法にて、軽やかで歩きやすい履き心地も実現しています。
靴づくりの過程では、テキストを確認しながら丁寧に進め、慣れないミシンも練習を重ねて美しく縫い上げました。
加えてウェッジソールの仕上げにも工夫を凝らし、多彩な技術を学んだ充実の一足となっています。

赤と黒のあべこべ配色で個性を演出

左右で配色を反転させたデザインは、見る角度によって印象が変わり、遊び心と美しさを兼ね備えています。
加えて、アップルレザーと栃木レザーの質感の違いも楽しめる、唯一無二のオックスフォードシュースとなりました。

丁寧な工程確認と練習の積み重ね

テキストをこまめに見返しながら工程を進め、さらに気になる部分は追加のメモで理解を深めました。
また、苦手だったミシン縫いは何度も練習。
その成果が、つり込みやアッパーの縫製にしっかりと表れています。
丁寧な姿勢が完成度の高さにつながりました。

ウェッジソールで仕上げの幅も広がる

底材にはウェッジソールを選び、安定感と軽やかさを両立。
新しい仕上げ方法にチャレンジし、セメンテッド製法の軽快な履き心地を実現しました。
まさに今後の靴づくりにも生きる学びが詰まった一足です。

完成おめでとうございます！

採寸数値を元に自分自身で木型を作り、デザインし、完成させた一足。
出来上がった時のとびきりの笑顔がとても素敵でした。
おめでとうございます。