Iさんのスリッポンシューズを紹介します。
前回はTストラップシューズを作りました。
今回はつま先が尖った踵が丸い個性的なデザインのスリッポンシューズです。
![仕上げ磨きもバッチリ](https://kutu-marumo.com/wp-content/uploads/2018/09/IMGP4135-600x400.jpg)
![踵が丸い個性的なスリッポンシューズ](https://kutu-marumo.com/wp-content/uploads/2018/09/IMGP4130-600x400.jpg)
つま先が尖ったスリッポンシューズ
スリッポンシューズは靴紐やバックルがなく簡単に履いたり脱いだりできる便利な靴です。
忙しい日常生活の学生にとって非常に人気があります。
特にIさんのスリッポンシューズはつま先が尖ったスタイルが特徴でフォーマルな印象を与えます。
つま先の釣り込み作業
スリッポンシューズの製作は簡単そうに見えますが、実際には多くの技術と工夫が必要です。
特に釣り込みは靴作りの中で最も重要な技術の一つです。
さらに革を適切に引っ張り、形を整える技術を習得することで美しいスリッポンが完成します。
今回は釣り込みが大変でしたが、革の引き方を調整することで綺麗に仕上げました。
踵が丸いがポイント
特に踵の丸みを削り出す作業やカーブを揃える作業も大変でした。
そのため非常に美しい仕上がりになりました。
個性的なデザインのスリッポンシューズ
さらに踵の模様は生徒さん自身がペイントしたもので、赤の中敷きも彼女のセンスが光っています。
これらの個性的なデザインは、既製品にはない特別感をもたらします。
アッパーはオットチェント社の革を選びました
アッパーにはイタリアのオットチェント社 (Conceria800)のトスカーナリスシオ(TOSCANO LISCIO)を選びました。
特にスリッポンは良質な革を選ぶことが重要です。
適切な革は作業をスムーズにし最終的な仕上がりにも大きく影響します。
![踵の模様はIさんご自身でペイントしました](https://kutu-marumo.com/wp-content/uploads/2018/09/IMGP4113-600x400.jpg)
完成したスリッポンシューズは見た目の美しさだけでなく履き心地も抜群です。
生徒さんが自ら作った靴を履いて、あちこちに出かける楽しみが待っています。
![中敷とライニングは赤](https://kutu-marumo.com/wp-content/uploads/2018/09/IMGP4127-600x400.jpg)
![踵は踏めるようになってます](https://kutu-marumo.com/wp-content/uploads/2018/09/IMGP4125-600x400.jpg)
![つま先が尖ったフォーマルなスタイルのスリッポンシューズ](https://kutu-marumo.com/wp-content/uploads/2018/09/IMGP4124-600x400.jpg)
![V字のスリットの履き口](https://kutu-marumo.com/wp-content/uploads/2018/09/IMGP4122-600x400.jpg)
スリッポンの完成おめでとうございます!
踵の形が丸いのスリッポンが完成しました
完成おめでとうございます!