シンプルの様に見えて凝った靴を作るSさんのリボンパンプスができました。
また、リボンを取り入れることとすっきり見えるデザインをテーマにパンプスを制作いたしました。
美しいアルラン社(ALRAN)のゴートの革で作ったデザインパンプス
アッパーはアルラン社(ALRAN)のゴートレザーのシュリー(SULLY)を使いました。
最初に発色の良い革と底材を美しい色のリボンをどう組み合わせるか、色の組み合わせもテーマの一つとなりました。
華やかな木馬のリボンを優雅にまとったパンプスです。
グリーンのゴートを使ったパンプス
グリーンが好きなSさん。
特に教室で扱っているアルラン社のゴートの革はとても発色が良くサンプル帳でも一際目を引く革です。
ちなみに見本をみた時から気になっていた様で、迷わずアルラン社のグリーンの革を選びました。
鮮やかな色合いときめ細かなしぼ、程よい厚みが特徴の美しい革です。
見ているだけで幸せな気持ちになる木馬の素敵なリボン
いつもテーマを持って靴を作っていらっしゃるSさん。
偶然、買い出しで出会った素敵なリボンをどうしても使いたい!との思いがあり、今回のデザインを決めていきました。
実はこのリボンは蔵前にある知る人ぞ知るリボンメーカー木馬さんのもの。
明るいオレンジ色合いと細かなレース使いが大変美しいリボンです。
リボンを美しく見せるデザイン
足元はすっきりでリボンは使うというベースの方向を決めて、絵を描きながらイメージを膨らませていきました。
特に書いた絵をベースに、講師と調整しながらデザインを整えていきました。
最終調整の結果、パーツは分けてリボンのラインは履き口から踵まで繋がるデザインとしました。
最後にデザインが決まると仮履きを作って確認をします。
仮履きは手順や方法が適切なのか確認するとても重要な工程で、デザインの凝ったものは必須な工程です。
さらに仮履きを作った後いくつか修正をし、本作成に入りました。
リボンパンプスの完成おめでとうございます!
トライアンドエラーを繰り返した結果、素敵なカラーコンビネーションのリボンパンプスがついに完成しました。
最後に職場の方にもSさんにぴったりだと大絶賛を浴びたそうです。
完成おめでとうございます!