Tさんのイエローのモンキブーツが完成しました。
前回のデッキシューズはくるぶし丈の短靴を主に作っていましたが、今回はチャレンジしましてブーツです。
配色が素敵なモンキーブーツの完成です。
ストームウェルトを使ったハンドソーンウェルテッド製法
いつもは靴の底をセメンテッド製法で仕上げていましたが、今回は久々のハンドソーンウェルテッド製法です。
たまに手縫いをしたくなるのは靴の作り手さんあるあるですね。
ちなみに重めのビブラム社のコマンドソールをつけたいとご希望ありましたので、補強の意味で縫いをお願いしました。
コバを攻めてスリムに仕上げました
ウェルト縫いは仕上がりの幅が多少太くなります。
特に押し渕よりも重厚感がでます。
できるだけ幅出しはしたくないとの事でしたので、コバを思い切って削り幅のボリュームを抑えております。
テンペスティ社 (Tempesti)のイエローのアッパーとグレーのパイピング
アッパーにはイタリアのテンペスティ社 (Tempesti)のマイネ (Maine)を使いました。
伝統的なイタリアのタンニン鞣しで作られているポップな色味です。
また、アッパーの革の縁を灰色のパーツで覆う「パイピング」という方法を取り入れています。
特に縁の色が違うのでデザインのアクセントにとても効果的ですね。
ちなみにパイピングは糊付けされていないテープを縁に沿って縫います。
さらにミシンがちょっと上手くなる気がします。
グレーのパイピングを組み合わせて素敵な配色になりました。
ブーツと言えばアウトドアフック
モンキーブーツは短靴よりも紐穴の数も多いので、履き口に近いところにはアウトドアフックをつけました。
このアウトドアフックはとても便利です。
特に履きやすさが違いますのでブーツを作る際はおすすめですよ。
特に足首までホールドされるモンキーブーツです。
最後に「踵もついてくるし、快適です」と感想を頂きました。
頑張って作られた甲斐がありますね。
実は次回作もブーツです
モンキブーツの完成おめでとうございます
素敵な配色のモンキーブーツです。
完成おめでとうございます。