Tさま。
今まではくるぶし丈の短靴を主に作っていましたが、今回はチャレンジしましてブーツです。
配色が素敵なモンキーブーツの完成です。

いつもは靴の底をセメンテッド(接着仕上げ)で仕上げていましたが、今回は久々のウェルト縫い!
たまに手縫いをしたくなるのは作り手さんあるあるですね。
(本当は重めのソールをつけたいとご希望ありましたので、補強の意味で縫いをお願いしました。(笑))
ウェルト縫いは仕上がりの幅が多少太くなります。押ぶちよりもごっつさ感でます。
できるだけ幅出しはしたくないとの事でコバを思い切って削り、幅のボリュームを抑えております。

また、アッパーの革の縁を灰色のパーツで覆う’パイピング’という方法を取り入れています。縁の色が違うのでデザインのアクセントにとても効果的ですね。
ちなみにパイピングは糊付けされていないテープを縁に沿って縫います。ミシンがちょっと上手くなる気がします。(私の感想です。。)
ブーツは短靴よりも紐穴の数も多いので、履き口に近いところにはアウトドアフックをつけました。このフック、便利です。履きやすさが違いますので、ブーツを作る際はおすすめですよ。


足首までホールドされるこちらの靴。「踵もついてくるし、快適です」との事。
頑張って作られた甲斐がありますね〜
(実は、次回作もブーツなんです♪)



完成。おめでとうございます!