今回ご紹介するのは、なんと初めての靴作りにチャレンジされた生徒さんの一足。
しかも、選んだのは手作業の多い「ハンドソーンウェルテッド製法」。
そして最初とは思えないほど、丁寧で完成度の高い仕上がりになりました!

こだわりが詰まった、はじめての靴作り
こちらの一足は、CONCERIA800の「TOSCANO CLASSICO」という、張りのある美しい革を使っています。
また、製法には、時間も手間もかかるハンドソーンウェルテッド製法を選ばれました。
一方で「どうやって靴ってできてるの?」という素朴な興味から始まった今回の靴作り。
そのため、作業ごとにじっくり考え、仮靴を作って縫い順序を確認しながら、一歩一歩進めていく姿がとても印象的でした。
そうして仕上がったダービーシューズには、そんな真剣な気持ちと丁寧な手仕事が、しっかりと表れています。
憧れのあのフランス靴をイメージして
はじめての靴作りに選ばれたのは、お気に入りのフランスの靴を参考にしたデザイン。
「せっかくなら、好きな靴を自分の手で作ってみたい」と、靴の雰囲気や革の質感までこだわって形にしていきました。
そうして使用したTOSCANO CLASSICOの革は、ほどよいツヤとコシがあって、クラシックなダービーシューズにぴったり。
最初の一足として、とても思い入れのある仕上がりになりました。
初めてとは思えない、ハンドソーンウェルテッドと仕上がりの丁寧さ
この靴の特徴は、なんといっても仕上がりの綺麗さ。
ハンドソーンウェルテッド製法では、出し縫いやすくい縫いなど、手縫いの工程がたくさんありますが、そのどれもがとても丁寧に仕上がっています。
構造が少し変わったデザインだったため、仮靴をつくって縫う順序も事前にしっかり確認。
ミシンの縫い目は整っていて、グラインダーで削るカーブも滑らかで美しく、見ていて気持ちのよい仕上がりです。
工程ひとつひとつを「自分の中に落とし込んで」
この靴をつくった生徒さんは、「靴ができる流れそのものを体験してみたい」と、どの工程にも真剣に向き合っていました。
作業中は、ただ言われた通りにやるのではなく、「これはなぜこうするのかな?」と理解しながら丁寧に進めていくのがとても印象的でした。
そんな積み重ねが、初めてとは思えない完成度の高さに繋がっています。
手作りならではの温かみと、学びの姿勢が伝わる一足です。た!








ダービーシューズの完成おめでとうございます!
どこから見ても素晴らしいです。
完成おめでとうございます!