メモを取り、熱心に制作されるYさん。
2足目はスタンダードな「ダービーシューズ」を完成させました。
しかも、今回は、前作の履き心地を活かして木型を微調整した木型で製作しました。
イタリア産の革と軽量ソールで仕立てた、履き心地と美しさのバランスが取れた一足をご紹介します。

丁寧につくる、ベーシックな一足
今回完成したのは、スタンダードなデザインのダービーシューズです。
製法には、軽さと仕上げの美しさが魅力のセメンテッド製法を採用しました。
さらに、使用した革はイタリアの「CONCERIA800」社製トスカーノクラシコ。
深いネイビーの色合いが、シンプルな形をぐっと引き締め、上品な印象を与えてくれます。
また、前回製作したサイドゴアスリッポンの履き心地を参考に、今回は木型を微調整。
より足にフィットするように工夫されていました。
そのうえで、ソールにはスポンジ素材を使用し、軽量化。
軽やかな履き心地にもこだわっています。
また、仕上げのグラインダー作業も大きく上達。
基本に立ち返って、ていねいに
今回は、あえてベーシックなダービーシューズに挑戦。
シンプルな形だからこそ、細かいところまで気を配って作られていました。
前に作った靴の履き心地を思い出しながら、木型を少しだけ調整。
より足に合う靴を目指しました。
ネイビーの革と軽量ソールで快適に
革は、イタリア「CONCERIA800」のトスカーノクラシコ。
深みのあるネイビーが、大人っぽく落ち着いた印象です。
ソールにはスポンジ素材を選び、見た目はしっかりでも履くととても軽やか。
普段使いにもぴったりです。
仕上げ作業も、少しずつレベルアップ
ソールを削るグラインダー作業も、前より手つきが安定してきました。
とくに今回は厚みのあるソールでしたが、ラインもきれいに仕上がっていて、自信が感じられます。
ひとつひとつ、丁寧に積み重ねていくことの大切さが伝わる靴です。








ダービーシューズ完成おめでとうございます!
とくに今回は厚みのあるソールだったにもかかわらず、ラインがとてもきれいに仕上がっていました。
こうして、回を重ねるごとに技術が身についていることが伝わってくる一足です。
完成おめでとうございます!